矯正歯科

お子さまの歯並びや咬み合わせは大丈夫ですか？

お子様の歯並びや発音について、お悩みではありませんか？

矯正治療では、ガタガタの歯並びや噛み合わせが悪い状態を治療し、お食事を美味しく食べられるようになることはもちろん、しっかりと上下の歯でバランスよく噛めるように改善します。それに加えて、美しい歯並びと整ったお口元へと導きます。

矯正治療では発音も改善することができ、虫歯や歯周病になりにくい健康なお口を手に入れることが可能な治療です。

こんな方におすすめ

歯並びがガタガタ

歯がでこぼこに生えている

歯と歯の間に食べ物が詰まる・挟まる

歯並びのせいで歯磨きが難しい

前歯が前に飛び出している

下顎が前に出ている

受け口で発音に何がある

奥歯で噛んでも前歯が空いている

お口が開いたままになっている

上記のようなお悩みはございませんか？

歯並びや噛み合わせのお悩みはそれぞれ大きく違います。

当院では、患者様それぞれのお悩みに寄り添った治療プランを提示し、ご納得いただいてから治療をご提供いたします

矯正治療を行う歯並び・咬み合わせ

叢生（でこぼこ・乱杭歯）

歯並びがガタガタ・デコボコに生えている状態で、歯の生え方が不揃いなもの。

空隙歯列（すきっ歯）

隣り合う歯と歯の間に隙間があるもの。

上顎前突（出っ歯）

いわゆる出っ歯の状態で、上の前歯が下顎のアーチに対して大きく前に出ている歯並びのこと。

奥歯で咬み合わせたときに、下の前歯に対して上顎や上の前歯が前に突出している、あるいは下顎の成長が未成熟で後退しているもの。

下顎前突（受け口・反対咬合）

咬み合わせたときに、下の前歯が上の前歯より前側にあるもの。
上顎の成長が未熟なもの、下顎が前に出過ぎているもの。

開咬

咬み合わせたときに、奥歯のどこか一部分のみで噛み合わせており、前歯にかけては上下の歯が噛み合わない状態のこと。 

過蓋咬合

上下の歯を咬み合わせたときに、上顎のアーチが下顎のアーチより大きく、深くかみ合っている状態。

矯正治療の流れ

相談

歯並びなどで気になるお悩みをご相談下さい。

・現在の歯並びやかみ合わせの状態

・治療スケジュール（開始時期など）

・予想される治療内容や使用する装置

・治療料金

などについて説明します。
相談の結果、検査診断をおすすめする場合と経過観察する場合があります。

検査・診断

現在の状態を正確に知るため、治療方針を決めるために必要な写真・レントゲン・歯型を採らせていただきます。
検査結果をもとに、

・不正咬合の診断

・詳しい治療方法

・治療スケジュール・治療期間の目安

・治療料金

などを患者さまご本人と保護者の方に説明し、合意の上、治療を開始します。

矯正治療開始

お口の中に装置をいれ、矯正治療を開始します。
治療は月1回、30分程度、矯正装置の調節とチェックを行います。
小児矯正の一期治療では、2ヶ月に1回になる場合もあります。

＊基本施術料は分割払いが可能です。ご相談ください。

＊矯正歯科治療は医療費控除の対象になります。

保　定

矯正治療終了後、後戻りを防ぐために、歯を現在ある位置に留めておく装置です。
通院は3ヶ月～半年に一回、チェック、観察をします。

子供の矯正治療

子供の矯正歯科治療は、顎(あご)の骨のバランスや大きさを調整する一期治療と、歯を並べて咬み合わせを改善する二期治療（本格矯正治療）の2段階に分けて治療します。

一期治療

一期治療は、乳歯と永久歯が混ざった時期（混合歯列期）の矯正歯科治療のことです。

・上下顎の骨格的ズレが大きな不正咬合

・放っておくと顎の成長や運動に悪影響を及ぼす可能性のある不正咬合

・顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪く、将来歯が全部並びきらない可能性がある不正咬合

・舌癖などの悪習癖が原因となっている不正咬合

などが治療の対象となります。

子供の矯正治療のメリットとは…

子供の時期に行う矯正歯科治療の大きなメリットは、将来、永久歯で正常な咬み合せをつくるための土台となる顎の成長を正しい方向へと促す「成長誘導」が可能です。まだ本人に成長発育する力が存在しており、成長発育段階の子供の時期は骨格への治療という“歯並びのための基礎的治療”ができるため、将来大人の矯正に移行した際に矯正治療に伴う抜歯の可能性が低くなるなど効率的な治療が可能になります。
上下の骨格の前後的、垂直的、左右的ズレのある場合には、顎の成長を利用できるこの時期に成長を抑制したり、促進したりすることで骨格のズレを改善し、その後の上下顎のバランス良い成長を促します。
顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い場合には、歯列を拡大することで、二期治療（永久歯列期の本格矯正治療）で非抜歯治療が可能になるように目指します。

矯正装置について

装置については、できるだけ取り外しの可能な装置を選択し、食事の時や、ブラッシング時、運動する時、学校での授業中などにも外すことができるようにしています。

部分的に歯並びを治す際は、大人と同じ固定式の装置を部分的に装着することもあります。
また、不正咬合の原因と矯正歯科治療後の安定にも関わってくる悪習癖を改善する指導と治療を行っています。
永久歯が生えそろうまで待って治療を開始すると、成長発育を利用した骨格への治療ができなくなるため、治療そのものがより複雑になり、治療をよりよい条件のもとで成功させる事が、困難になる場合があります。
そのため、早期治療を行うことで出来るだけそのような要因を取り除き、永久歯が生えそろうまで自然な発育環境を保っておく事が大切であり、一期治療を行う重要な目的でもあります。

定期観察

以下のような場合には、半年〜一年ごとに定期的な観察をおこない、最適な治療が行えるようお口の中や上下の顎の発育を注意深くみていきます。

・一期治療による望ましい治療効果が想定されないため、永久歯のはえそろうまで待って本格的治療を行うのが望ましい場合。

・一期治療が終了した段階で、永久歯がまだ生えそろっていない場合。

再検査・再診断

永久歯がすべて生えそろったところで、検査を行い、再診断を行います。再診断では一期治療から経過観察における治療経過と成果、二期治療（本格矯正治療）や保定観察に関しての治療内容・期間・料金について、患者様ご本人と保護者の方に説明し、合意の上、二期治療を開始します。

二期治療（本格矯正治療）

永久歯が生えそろった時期（永久歯列期）の矯正歯科治療のことです。
すべての歯に固定式の矯正装置を装着し、歯並びや咬み合わせの改善、口もとの調和などを得られるよう治療を行います。顎の大きさに対して歯が大きすぎれば、場合によっては抜歯することもあります。装置は、審美性を考慮し、目立ちにくいクリアーブラケットを使用しています。

保定

動的矯正歯科治療によって、綺麗に整った歯並びになり、しっかり咬むようになったばかりの歯は、まだその周りの顎の骨や歯茎が不安定で、その位置でしっかりと骨が支えられていませんし、歯茎の中を複雑に走行している靱帯によって元の位置へ戻ろうとします。動的矯正歯科治療後は、必ずリテーナー（保定装置）を使用して治療によって得られた咬合を安定させなければなりません。この期間を保定観察期間と呼び、動的矯正歯科治療期間同様とても重要な時期です。リテーナー（保定装置）は取り外し式となりますので、きちんと指示されたように使用していないと後戻りが発生し、それまでの治療が無駄になってしまう場合もありますので保護者の方による声かけのサポートが必要な場合もあります。
この保定観察期間は、通常2～3年で、来院間隔は3カ月～半年に1回になります。

大人の矯正治療

矯正をするのはもう遅い…と思っていませんか？
まずはご相談ください！

「矯正は子供の治療」、「矯正するのはもう遅い」と思っている方も多いかもしれません。しかし、近年の矯正装置の開発、技術の進歩に伴い治療の対象となる年齢層の幅が広がり、成人の方、年配の方でも矯正治療が可能になりました。

実際に、最近は大人の方でも矯正治療を受けられる方が増えてきました。お子さんが矯正治療で歯並びや口元の印象が大きく変わっていくのをご覧になって、お子さんと一緒に矯正治療をはじめられるお母様もいらっしゃいます。歯と歯肉が健康な状態であれば、大人の矯正は年齢に関係なく始めることができます。

「今から始めるのは遅いかも…」とお考えになるかもしれません。

ですが、平均寿命が伸びて高齢化している昨今では、今から歯磨きのしやすい歯並びに整えることで歯周病を予防したり、正しい咬み合わせを構築することで、顎関節や筋肉、歯周組織に負担をかけなくて済むようになります。すなわち、健康寿命を伸ばせる鍵にもなるのです。

美しい歯並びと正しい咬み合わせは見た目も改善されますので、長年コンプレックスがあった方もストレスから解放される方が多くいらっしゃいます。 

また、装置は審美性を考慮し、目立ちにくいクリアーブラケットなどを使用しています。

小児歯科ですが、大人の方が快適に診療を受けていただけるように、個室の診療室を設置しています。歯並びや咬み合わせについて気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

相談のすすめ

「矯正治療を始めたいけど、相談したら治療をしなければならないですよね？」

このように心配される方もいらっしゃいますが、ご安心ください。

当院では、まずは初診相談をお申し込みいただくだけでも大丈夫です。

「歯並びをキレイにしたいけど、子供はいつから始めたらいいの？」

「何歳までできるの？」「値段は？」「どれくらいの期間で治るの？」

「どんな装置を使うの？」「マウスピースで矯正したいけど自分の場合は出来る？」

等々、初めての矯正治療は疑問や不安なことがいっぱいだと思います。
まずは、どんなことでもお気軽に相談をうけてみてください。

皆様が安心して矯正治療を開始できるよう、わかりやすく患者様の立場に寄り添ってご説明させていただいております。検査診断後は、すぐに治療を始めなくても大丈夫です。
時間・費用・治療方法をよく確認してからご判断いただければと思います。
セカンドオピニオンの患者さまも受け入れております。

矯正担当医のご紹介

名前

若杉 絵美奈

略歴

東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業

東京医科歯科大学咬合機能矯正学分野博士課程修了

資格

日本矯正歯科学会認定医

歯学博士